51.−2005.5.30 「松井三郎氏の中西準子氏に対する名誉毀損訴訟を検証する (その5)第1回口頭弁論の傍聴記
2005年5月27日午前10時より、第1回口頭弁論が横浜地裁で開催された。検証記事を書いた者としてやはりこの目で見ておかなければと考え、休暇を取り傍聴に出かけた。初めての経験。傍聴には何らかの手続きが必要だろうと思って行ったのだが、そのまま法廷に入れた。
法廷内では、原告側に中下弁護士1人、被告側には中西氏と弘中弁護士(親子)の3名が座る。十名を超える程度の傍聴者があり、裁判長が傍聴者の多いことにちょっと驚いた様子であった。原告や被告の関係者かと問う。もし、経緯を知らない傍聴者が多いなら原告・被告側の双方で簡単な説明をしてもらいましょうかとの提案が裁判長からあった。しかし、傍聴者も経緯を知って来ているだろうということになり、口頭での説明はなしで先に進むことになった。
原告側の訴状、被告側の答弁書について、裁判長から提出された通りで良いかの確認が双方に対してある。さらに、話し合いによる解決の意向があるかが問われた。原告側は当面なし。被告側は、訴状を取り下げるということであれば話し合いに応じることもあるが、現段階ではない旨の回答。
次回の打合せに入り、十分な話合いができるようラウンドテーブル方式で、傍聴者を入れて行いたいとの被告側弁護士から提案があり、そのような部屋を用意すると裁判長が表明。原告側からは答弁書に対する反論と松井三郎氏の陳述書を次回までに準備するとの表明があった。次いで、裁判長から次回日程としていくつかの日取りを提案し、双方共に都合が良いとした7月15日(金)に決定。閉廷となる。
というわけで、今回の弁論はいとも簡単に終了となった。傍聴者は中西氏と交流のある人が10名弱、ライターの方や一般の方が3、4名というところであった。事務局長が先頭に立った裁判だが「ダイオキシン・環境ホルモン国民会議」のメンバーらしい人は来なかった様子。
次回のラウンドテーブルで議論が進むことに期待したい。
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