研究室の実験装置
環境汚染モニタリングに使用する分析装置類が充実しています。
現場測定装置
・流速計
河川調査で流量を求めるために利用。流速を本装置で測定し、断面積との積で求める。
・水質計
水質の現地調査で、水温、pH、電気伝導度、溶存酸素などを測定できます。
・自動採水機
ISOCO 3700サンプラー
野外で水試料のサンプリングを自動的に行います。
試料の前処理
・自動ソックスレー抽出装置
固体試料から溶媒で分析対象化合物を抽出します。
・高速抽出装置
Dionex 高速抽出装置
固体試料から高温高圧の溶媒で分析対象化合物を抽出します。短時間に多数の試料を処理できる。
・固相抽出濃縮装置
水試料から固相抽出カートリッジで分析対象化合物を抽出します。
・多検体濃縮装置
6つの試料を同時に減圧濃縮できます。
・ロータリーエバポレーター
温度と圧力をコントロールしつつ、試料を減圧濃縮します。
試料の同定・定量
・高分解能ガスクロマトグラフ−タンデム型質量分析装置(GC-MS/MS)
Agilent 7000 Series Triple Quadrupole GC/MS
主に揮発性の有機化合物の分析・定量に用います。タンデム型なので、ノイズが低く、低濃度まで分析可能です。
・高分解能ガスクロマトグラフ−高分解能質量分析装置(HRGC-HRMS)
JASCO International, Micromass Autospec
Ultima
主に、極低濃度でしか存在しない化合物の分析・定量に用います。ダイオキシン、PCB等の分析に利用しています。
・ガスクロマトグラフ−質量分析装置(GC-MS)
主に揮発性の有機化合物の分析・定量に用います。操作が比較的容易な装置ですが、超微量分析まではできません。
・高速液体クロマトグラフ−タンデム型質量分析装置(LC-MS/MS)
Micromass Quattro
主に極性で非揮発性の化合物の分析に用います。タンデム型なので、極低濃度までの分析・定量が可能です。
・誘導プラズマ質量分析装置(ICP-MS)
重金属類の一斉分析が可能です。
・全有機炭素分析装置(TOC)
水中の全有機炭素、溶存性有機炭素などの分析に用います。