環境汚染による健康影響を評価するために必要な疫学やリスク評価の概念・手法の基礎について教育研究する。あわせて環境・生活衛生に対する考え方などについても概説する。環境(汚染)によってどのような健康影響があったのか(あるのか)を講義するのではなく、疫学研究やリスク評価の特徴や問題点について考え、得られた結果を環境政策等にどう利用していくかを考える。
平成23年度講義予定
4/13 | イントロダクション |
4/20 | 環境の考え方 疫学・健康リスク評価の考え方 |
4/27 | 病気を測る |
5/4 | みどりの日 |
5/11 | 病気を測る2、疫学研究のデザイン(1) |
5/18 | 疫学研究のデザイン(2)、因果関係 |
5/25 | 疫学で必要となる影響の尺度 |
5/30(月) | 生物統計学(疫学で必要な基礎的な統計手法) |
6/8 | 大気汚染研究(環境省SORAプロジェクト)(1) |
6/15 | 大気汚染研究(環境省SORAプロジェクト)(2) |
6/22 | DES研究、電磁波と小児白血病 |
6/29 | バイアス(研究や結果を歪めるもの) |
7/6 | 環境疫学研究から健康リスク評価へ(1) |
7/13 | 環境疫学研究から健康リスク評価へ(2) |
2.環境健康リスクマネジメント論
(Environmental Health Risk Management)
博士課程後期学生対象
開講時期:後学期
単位数:2単位
疫学研究の曝露評価方法、健康影響指標およびその把握方法などの調査方法論や概念をベースとして、健康リスク評価やマネジメントの方法や考え方について詳細に教育研究するとともに、事例研究などを通してマネジメントの効果や社会的意義などについて教育研究する。毎週担当者を決めて、輪読を行う。