益永・中井&竹田 研究室 トップページへ

 益永・中井&竹田 研究室は、3名の教員の連合により運営されています。
研究室の研究課題は「環境リスクマネジメント」です。これは、複雑化した地球環境問題にどう対処すべきか、という問いに答えを出す科学を用意しようとするものです。問題解決型であり、かつ壮大な基礎研究でもあります。環境影響を環境リスク(ある避けたい事象の起こる確率とその重大さ)として定量的にとらえることによって、異なる事象間のリスク比較ができ、優先的に取り組むべき課題を明らかにすることが可能です。 しかし、リスクの大きなものが直ちに対策すべきとは言えません。対策にはコストがかかり、それは別の言い方をすれば資源やエネルギーの使用であり、別の環境リスクを生じるからからです。そこで、対策に必要なコストと削減できるリスクを比較することも必要です。こうした、トレードオフの生じる複雑な社会において、最適な環境政策を立案し、実行するのが環境リスクマネジメントです。当研究室では、このリスクマネジメントに必要な基礎から応用に渡る幅広い研究を行っています。

サンプリング 実験中の医薬品チーム 医薬品分析用LC/MS/MS 修論発表会

環境リスクとしては、大きくわけて人の健康リスクと生態リスクの側面から取り組んでいます。また、リスクの要因としては、環境汚染、開発、捕獲(漁獲)、移入種などを研究対象としています。以下は本研究室が取り組んでいる主な研究項目と内容です。


研究項目 内容
モニタリング フィールド調査 / 環境分析
環境挙動解析 汚染物質の環境挙動と汚染原因等の解析、曝露解析
モデルシミュレーション 化学物質の運命予測のモデル
個体群動態モデル、生態系モデル
健康影響評価など 環境汚染による健康影響評価(疫学研究、リスク評価)
化学物質等への曝露量評価(フィールド調査またはシミュレーションによる)
健康リスク評価・環境疫学方法論の検討
生態リスク評価 環境汚染の野生生物の生存に対する影響評価
(個体の生存リスクから種の絶滅リスクへ、環境汚染、生息地消失、乱獲、温暖化などの同スケールでの評価、不確実性と順応的管理、など。姉妹研究室の松田研究室も参照ください)
効用の評価 経済的利益、利便性、資源消費節約効果などの評価スキームの開発
環境影響の総合評価と管理原則の提案 化学物質の代替リスク比較
複数の環境リスクの間でのリスク・トレードオフ解析
リスク−便益解析
上記手法の開発を通して環境管理原則を提案
リスク科学 リスクの認識、リスクコミュニケーション


各教員の詳細な研究内容については、各教員の個人ページをご覧下さい。

教員の個人ページ 研究内容
益永茂樹 教授 環境汚染モニタリング、汚染物質の汚染原因や挙動の解析、
曝露評価、化学物質の環境影響評価
中井里史 教授 環境疫学(曝露評価も含む)、健康リスク評価、環境保健(公衆衛生)
竹田 宜人 准教授 化学安全や自然災害を中心に、リスク管理、リスクガバナンスとは何か、リスクコミュニケーションを軸に研究を続けています。


院生の研究内容については、研究室メンバー紹介のページ 及び各個人ページをご覧下さい。

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